【水回りリフォーム】この年数が経過していたら考え時です!

2022.08.01

水回りリフォームは、リフォーム全体のなかで最も需要の多いリフォームです。
とくにマンションでのリフォームだと、率先してリフォームに回ることが多い様子。
なぜかというと、消耗して使えなくなってしまえば、ダイレクトに影響が出て生活に困ってしまうからなのですね。
水回りリフォームに踏み出す理由で一番多いのは、故障や劣化によるものだそうです。

水というもの自体が建物に悪い影響を与えてしまうものなので、水回りはリフォームと切っても切れない関係。
今回は水回り設備の耐用年数と、リフォームをお考えでしたらぜひ取り入れてほしいポイントについてご紹介したいと思います。
なお、こちらの記事は「現状そこまで不満はなく、より良いものにする」というリフォームより、「最低限使えるようにしたい」というリフォームについて言及いたします。

■水回りの耐用年数

水回りの耐用年数は以下が目安とされています。
もしこれくらいの年数でしたら、リフォームを視野にいれたほうがいいでしょう。

水回り 耐用年数
トイレ 10~15年
お風呂 15~20年
キッチン 10~20年
洗面台 15~20年
給湯器 10~15年

ほとんどの設備は10年が一つのタイミングと言えるでしょう。
また、設備に不調が見られたら、本体以外に配管の劣化なども疑われます。
そのため、「今すぐリフォームしなきゃ!」と急がなくても、業者に調べてもらえば安価に解決できるかもしれません。
状況を精査して、リフォームを検討しましょう。

■このような兆候があればリフォームのサイン

こちらでは不調による本体の交換や周りの環境改善などを目的としたリフォームの、目安や兆候についてご紹介いたします。

・トイレ
水の流れが悪い、臭いや汚れが残るなどの不便さが目立ち始めたら、リフォームを考え始めるといいでしょう。
「まだ使えるから」と我慢すると、そのうち水漏れやつまりが頻発して修理費がかさばってしまう事態にも。修理してから時間を置かずに交換するとなると、費用としてももったいないです。
温水便座の故障であれば便座のみの交換もできるので、予算がなければ無理に便器まで交換する必要はありません。
また、配管も劣化が進みやすく、配管で使われているパッキンは消耗すると水漏れに発展することから、耐用年数10~15年あたりで不調があればリフォーム会社などに相談しましょう。
トイレ本体の交換は工事費も含めて約20万円代で済むことが多いようです。

・お風呂
浴室のタイルやつなぎ目のシーリング部分にひびが見られると、壁の内部にお風呂の水分が入り込んでいる可能性が高く、放って置くとカビなどによって建物全体のダメージにつながります。そのため、これらの状態が見られたら、早めのリフォームを計画したほうがいいでしょう。
また、お風呂場は寒い環境になりやすいことから、体温調節が難しくなる高齢者のために暖房器具を導入したり、在来工法からユニットバスに変えるリフォームもオススメです。
なお、ユニットバスへの入替え工事は安いものなら60~70万円ほど、高価格帯の製品なら100万円ほどはかかるでしょう。

・キッチン
キッチンは水道以外にもさまざまな設備が集合しており、とくにガスコンロや換気扇などに不調が重なると、最悪事故につながる可能性も捨てきれません。老朽化したキッチンをお持ちで、少しでも違和感を覚えるならリフォームを計画したほうがいいでしょう。
具体的なサインとしては、排水に時間がかかる、蛇口や配管から水漏れしている、埋め込み型のコンロ・食洗器・レンジフードの故障などがあげられます。すべての設備をリフォームするのもありですが、まだまだ現役のものがあるということなら、一部の交換でも済むことが多いようです。
水分や油分が発生することから、本体以外に床や壁紙の劣化が顕著であれば、張替えを検討してみてください。
システムキッチンへの交換は50~100万円と幅広く、レイアウトの変更も含む場合は倍近い費用がかかることもあるでしょう。

・洗面台
洗面台のボウルは比較的長持ちしますが、水道設備は劣化しやすいので、無理なく使えるようにするためにはこの部分の修理やリフォームが主になるでしょう。
また、付属のキャビネットが開きにくいなどの不具合は水道には関係ありませんが、生活上小さいいらいらが募りやすいので、こちらもリフォームのサインと言えます。
洗面台リフォームの相場としては10~25万円くらいと言われています。

・給湯器
給湯器は使用して10~15年後には壊れやすくなる以外に、製造が終了して10年ほどがたてば修理用のパーツが廃棄されるため、修理できなくなります。
寒い日は毎日のように使うものなので、冬場はとくに壊れやすく、できれば壊れる前に異常に気付いて交換をするようにしましょう。
なお、2022年11月の時点で給湯器はロックダウンやウクライナ危機による半導体不足で、製造に遅れが出ています。製造数が以前のように戻ったメーカーもありますが、その間の注文数が膨れ上がっているせいで、手に入りにくい状態が依然として続いています。
故障したり、変な音がしたり、ガスや水が漏れるなどのトラブルが見られたら、基本的に取り替えを行ったほうがいいでしょう。
ガス給湯器などから電気で動くエコキュートに交換すると、月々の光熱費が削減できるので、もしそのほうがお家に合っているなら、路線変更するのもオススメです。
給湯器交換は製品にもよりますが、10~30万円が相場のようです。

■水回りリフォームのポイント

水回りのリフォームはその他のリフォームではできない裏技があります。

・セットで頼む
水回りのリフォームは基本的に一つの会社でまかなえます。
そのため依頼の際にトイレだけを頼むだけでなくお風呂も合わせてお願いする、といったふうに、まとめてリフォームすることが可能です。
とくに中古物件を購入した場合は、全体の水回りが老朽化していて使えないというケースがあるので、リフォーム会社が「4点セット」としてお得な水回りの交換プランを掲げていることがあります。
製品を大量に仕入れることから、プラン内で選択できる製品は限られているものの、仕入れ値は安いためこういったプランは基本的に料金が抑えられています。

・バリアフリー化も視野に
設備交換すると、また上記の耐用年数分使えることになりますが、その10~20年先の自分や両親が元気とは限りません。
将来に備えて、バリアフリー化も検討してみてもいいでしょう。
トイレは高齢者の家庭内事故が多い場所なので、手摺の取付けや、万一中で倒れた場合に備える引き戸の設置など、工事内容が充実しています。ぜひ同居する方といっしょに確認しあってみてください。
注意点として内容によっては高額であったり、古い住宅だと大規模な工事になったりするので、その時は自治体の助成金制度の利用などを考慮しましょう。

・型落ちモデルも選択できる
電化製品と同じで、水回りの設備も新製品が発表されれば、古い製品を安く手に入れられることがあります。
なかには、最新の設備と遜色ない機能を備えた優秀な製品も。
リフォーム会社が在庫を多く抱えていれば、早くさばきたいという思惑があるので、交渉次第では割り引いてくれることもあるでしょう。

・自分ですれば、コストが抑えられることも
これは上級編ですが、ある程度リフォームで行う作業を自分ですれば、工事費が抑えられます。
中古物件を購入した知人は、浴室のリフォームを工務店に依頼してみましたが、費用が約130万円ということで一度断ったようです。
しかしそれなりに工事の腕があったので、古いお風呂を撤去して、ユニットバスが設置できる状態まで整えると、費用は約40万円ほどに収まったという話があります。
とはいえ、右も左も分からない方が無理に行うとガス管や水道管などの設備を傷つけてしまう可能性が高いので、あまりオススメはできません。

■まとめ

水回りは劣化が進みやすいので、使い勝手が悪く感じたり、違和感を覚えたら、リフォームを考えましょう。
やや大きな出費にはなるかと思いますが、長い目で見ると節約になる可能性が高いです。

株式会社明和は岐阜県揖斐郡を拠点に西濃地区で水回りリフォームのほか、外装・内装のリフォームに対応しております。
揖斐川町給水装置工事指定事業者・揖斐川町排水設備工事指定事業者の認可がございますので、水道に関する設備工事には自信がございます。
水回りでお困りのことがございましたら、ぜひご相談ください。

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また、当ブログでは今まで行ってまいりました工事の様子をご紹介しておりますので、ご依頼の際などにぜひ参考にしてみてください。

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